別班(VIVANT)
たまたまつけたテレビで、VIVANTというドラマの紹介をやっていた。私は普段はほとんどテレビを見ることもないのでこのドラマも知らなかったのだが、このドラマに「別班」という組織が登場しているらしい。そしてそれは諜報活動や謀略活動を行う警察か自衛隊かの秘密組織らしいということもわかった。
しかし、本当にそんな組織があるのだろうか。もしそうだとすれば由々しきことだ。まさか、とは思ったが、そこで思い出したのは私が高校生の頃にテレビで放送されていた「特別機動捜査隊」というドラマのことだった。警察が犯罪捜査をする場合でも、さまざまな法的、制度的な制約を受けて迅速かつ広域的な捜査ができない、そこで、機動性を重視した捜査部隊を作って、特別機動捜査隊と名付けるという設定だった。ところがこのドラマが好評で、その後、世論に後押しされるような形で実際に特別機動捜査隊が編成されたのである。「別班」はドラマの世界の架空の存在かもしれないが、その影響で実際に「別班」が作られては困るとも思った。
それにしても、今、本当に「別班」はないのだろうか。そう思ってインターネットで検索したところ、「別班」関係の記事がいくつも見つかった。それらを総合すると、政府は公式には「別班」の存在を否定しているけれど、実際には過去に存在した、あるいは現在も存在しているらしい。たとえば、防衛大臣を務めた石場茂氏は週刊誌に「存在している。してなきゃおかしいだろ」と語っているというのだ。ここで問題なのは「存在してなきゃおかしい」という感覚だ。そうでなければ国家として存続できないという意味だろうが、本当にそうなのか、それでいいのか論議をする必要があると思う。
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