裏金社会
安倍派のパーティー券収入の一部がそれを販売した議員に環流し、収支報告書に記載されずに裏金として使われていたのだという。それが大問題になって安倍派の4閣僚は更迭されたが内閣支持率は急落し、。昨日は東京地検特捜部が派閥の事務所を家宅捜索したという。
裏金造りについては、そういうこともあっただろうと、私は驚きもしないのだが、マスコミはまるで初めて聞いたとんでもないことのように大騒ぎしている。もちろん、それは法律に違反することで「とんでもないこと」には違いないのだが、「番記者」などを配置して綿密な取材態勢を強いているマスコミがそれを知らなかったとは私には思えない。先のジャニー喜多川氏の「性加害」事件で、事務所に忖度したマスコミがそれを報道しなかったとの批判が行われたが、今回の場合はそれ以上にマスコミと政党の癒着があって、マスコミは裏金に目をつぶってきたに違いないと思うのだ。
というよりも、この日本社会ではどんな組織にも裏金が存在するのだと思う。かく言う私自身、高校教員だった頃、裏金を扱ってきた。例えば生徒に業者の模擬テストを受けさせる場合、それは土、日に行われ、その監督には担任団の先生が当たる。しかし教員の場合、時間外の勤務に手当は出ない。かといって業者から監督料を受け取れば「兼職兼業の禁止」に違反することになる。だから、業者からキックバックを受けて1日五千円とか一万円とかの監督料をその先生に配るのである。それは公然の秘密ではあっても、表には出せない裏金なのだ。
だから、今回の事件でも裏金の存在だけではなく、その使途にまで迫って欲しい。そうでなければ政界の闇にメスを入れることにはならないだろう。
あげる・してあげる オランダの冬 ほうれい線 ムクドリの警戒心
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