重苦しい気分
ガザに侵攻したイスラエル軍は、ガザ市の包囲を整えて、間もなく攻撃を開始するということだ。これまですでに空爆やミサイル攻撃でガザの住民が1万人以上死んだのだそうだ。そしてその3割か4割はこどもだという。今後イスラエルが攻撃を本格化すれば、一体どれほどの犠牲者が出るか分からない。
私は1ヶ月ほど前から、このニュースを聞くたびに重苦しい気分に捕らえられている。今から50年ほど前、高校から大学の頃にベトナム戦争のニュースに接して感じていたのと同じような重苦しさだ。いや、それ以上かもしれない。あのときは、アメリカ軍がベトナムから撤退すればそれですむという希望もあったが、今回は仮にイスラエルがハマスを殲滅してガザを制圧したとしても、それが平和につながるとは思えないからだ。出口が全く見えないのである。
パレスチナ問題の発端は、強引なイスラエルの建国にあった。私はユダヤ人の苦難の歴史には同情するが、だからといって他人の土地に国家を建設してよいわけはない。そしてその後も、イスラエルは度重なる国連決議を無視して占領地を広げ、そこに入植するという無法を貫いてきた。そしてついには核武装までした。
今回の問題に関しても、私はイスラエルの側に否があると考えている。たしかにハマスの攻撃が発端で、イスラエルはハマスの攻撃がホロコーストだと非難しているが、圧倒的な軍事力で一般市民を中心に一万人もの犠牲者を出したイスラエル軍の攻撃こそ、ホロコーストと呼ぶべきではないか。ナチスによる民族抹殺、ホロコーストを経験したイスラエルの人々だからこそ、他民族に対して同じ犯罪を犯してはならないと悟って欲しい。
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