身構えないで
私はラジオ番組を作っている関係で、ほぼ滋賀県内の全域へいろんな人に会いに行く。その場合、約束の時間に遅れてはいけないので、遠くへ行く場合はたいてい30分くらい前に目的地に着くようにと心掛けている。だから、目的地の近くで車を止めて時間をつぶさなければならなくなることが多い。そんな場合、近くのコンビニ前に車を止めることが多いのだが、適当なところがない場合は道ばたの空き地に車を止めることもある。
そんなある日のことだ。ある住宅街の空き地に車を止めていたら、2~30メートル離れた家から出てきた中年の女性がツカツカと車に近寄ってきて、まなじりを決したという感じで「ここは私の家の土地ですから、車を止めないでください」と言ったのだ。私が言語道断の悪事をしたとでも言いたげな勢いで、私はその剣幕に圧倒されて「すみません」と言って車を発車させたのだった。その土地は文字通りの空き地で、短時間車を止めていたからといって何の支障もないはずだと私は思っていたのだが、そんなことを言える雰囲気ではなかった。
同じような例として、彦根城の近くの公園で三脚を建てて彦根城のサギを撮影していたら、「ここに三脚を建てないでください」と言われたことがある。聞けばすぐ傍のベンチまでは公園だけれど、私が三脚を建てたところは2メートルほど私有地に入り込んでいるというのだ。最近、この種の経験をすることが多い。確かに自分の権利を主張することは必要だが、もう少しおおらかに他人を受け入れることができないものか。少なくとも、相手に悪意がない場合は始めからけんか腰で接するべきではないだろう。他人はすべて敵だと身構えるなんて、あまりにも臆病すぎるのではあるまいか。
2月の記事
「平年」ということば 「根明け」の理由 孔子の述懐 私の夫婦同姓論
「解散命令」とは何か データが出てこない オフレコ破り批判 タモリの言語感覚
なし崩しの軍事力増強論 ワクチンの有効性 弓を引くヘラクレス 月冴えて
異次元の少子化対策 私は女性差別者? 小さくても幸せな国 笑いを欲しがる人
バカなドライバー 一色主義 自己責任 素直なボク ふしぎな夢を見た
特別軍事作戦と報償 逸失利益という差別 なぜ「タイ人男女」?
0 件のコメント:
コメントを投稿