夢日記
私が夢というものに興味を持つようになったのは、たぶん中学校の頃からだったと思う。夢とは何だろう、夢の内容はどのようにして形作られるのだろうという興味からである。そこで私は中学校の頃から夢日記を書き始めた。実際に見た夢を記録するために、夢日記というノートを作って、自分の枕元にノートを置いておくのだ。そして夢を見るたびにその内容を記録するのである。
しかし、夢というものはすぐに忘れてしまうものだ。そこで、夢から覚めた後、そのままの姿勢で、目をつぶったまま何度も何度もその夢を反芻する。そして、完全に覚えたと思えた時に一気に、できるだけ詳しくその内容を書くのだ。当時はエッチな夢も多かったので、親に見られないように、そしてできるだけ速く書けるように、ローマ字を筆記体で書く練習もした。最近では夢日記は書いていないが、見た夢を反芻してそれを覚えるという習慣は残っている。私がこの文章でいくつかの夢について書けたのも、その結果である。
それにしても、夢とは一体何だろう。当時私の周囲でいわれていたのは、夢とは人間が普段意識していない願望や恐怖心が現れたものだということだった。そして、高校時代少し読みかじったフロイトの学説によれば、普段は抑圧されている性的な意識がさまざまな象徴の形をとって現れてくるものだということだった。しかし、私は自分の夢日記の内容から考えて、そのどちらも疑わしい感じがした。特に大学時代、フロイト理論に心酔している友人もいたが、私はフロイト理論には科学的根拠が薄いと感じて批判的になった。
やがて脳科学の発展すれば、夢の仕組みが解き明かされるかもしれない。私はそれに期待している。
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