月は東へ火星は西へ
去年の12月はじめのことである。夜7時頃タバコを吸おうと我が家の玄関に出たら、南天、といってもほとんど天頂に近いあたりに明るい星が見えた。その明るさから言って、たぶん恒星ではなく、木星ではないかと思った。そして西の空に三日月が見えた。
この頃は天気が良かったので、次の日も、その次の日も同じ頃に玄関に出てみると、木星の位置はほとんど変わらなかったが、月は大きさを増しながらぐんぐん木星に近づいてきて、3~4日後にはほとんど木星に並んだ。そして次の日はついに木星を通り過ぎ、角度にして10度か20度ほど木星より東の位置に見えた。
一晩の間で言えば、月は東の空から登って西に沈む。ところが、1ヶ月の間で言えば、月は西から東へと地球を一周するのである。理科の教師だった私は、理屈の上ではそのことを知っていたが、こうして毎日月の動きを見たのは初めてのことだったので、多いに感動した。
さて、12月のはじめには火星が東の空の低いところに見えていた。ところが、その火星が少しずつ西へ動いて木星に接近してきた。そして12月の末には、同じ時刻なのに火星は中空に見えるようになり、1月中旬の今では、天頂にかなり近づいてきている。ただ、木星も動いていて、今では天頂よりも30度ほど西に傾いて見える。火星と木星、どちらも動いているのだが、両者が接近してきたのは火星の動きの方が2倍ほど速いからだ。
こういう天体ショーの背景にはオリオン座やスバルがあって、こういう恒星を背景にすると木星や火星の動きがよく分かる。でも、実際のところはこれらの星座も1年に1回地球の周りを巡っているのである。やがて、オリオン座もこの時刻には見えなくなることだろう。
1月の記事
私の大失敗 テレビがうるさい 月は東へ火星は西へ 世界に一つだけの花
NATOの責任 サントスの脅威 犬を飼う資格 火災報知器が~
武村正義さん 栗本英世さん(1) 栗本英世さん(2) 栗本英世さん(3)
0 件のコメント:
コメントを投稿