様変わり
最近軽自動車が増えている。特にスーパーやコンビニの前に止まっている車などは、ほとんどが軽自動車ということもある。私が若かった4、50年前にマイカーブームが始まったが、当時は車高が低くて流線型をしたセダンやハードトップの車が人気で、私たちは車のかっこよさを競っていたものだ。でも今は車は実用的であればいいという若者が多いように聞く。
また、当時は男と女の違いは明確で、男は男らしく、女は女らしくなりたいと思っていたものだ。そして、そういう男とそういう女の間に展開される熱烈な恋愛に誰しもあこがれていた。だから、若者が好んで聴く音楽も、ラブソングがほとんどだった。ところが、最近では男性も女性も中性化して、男性的、女性的ということに魅力を感じる若者は少なくなっているように思う。
当然ながらラブソングも少なくなり、特に一頃のようなキワドイ内容の曲はほとんど姿を消して、歌の歌詞は道徳の教科書のようなものが主流になっている。
遊びの内容も変わった。私が若かった頃は夏は泳ぎに、冬はスキーに行くというのが定番で、泳ぎに行かなかった者、スキーに行かなかった者は肩身が狭く、言い訳の一つも考えなければならなかったものだ。ところが、最近の若者にはTDLやUSJなどの方が人気があるようで、遊んでいるというよりは遊んでもらっているというべきだろう。すべてが受身形になったのである。
そんな中で未婚の男女が増え、少子化が進んでいる。口先で「異次元の少子化対策」などと言っても空しいばかりだ。私には現在の日本は穏やかではあっても、退屈な社会になったように感じられて仕方がない。もっと激しく、活気のあった昭和時代が、私には懐かしい。
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