漫才CMは嫌い
私は漫才が嫌いである。サンドイッチマンも、ミルクボーイも、アンタッチャブルも嫌いだ。最近、テレビのCMに漫才師コンビが登場することがよくあるが、そういうCMを放送している企業の製品やサービスは絶対に買いたくない、利用したくないと感じる。
私が漫才を嫌うのは、漫才にはボケとツッコミの役割分担があって、ツッコミ役は徹底的にボケをイビったり、イジったりする。そのときのツッコミ役の偉そうな物言いが不愉快なのである。それは単なる役割分担であって、実際の二人の関係はそうではないはずだと分かっていても、それでもこういう映像を見るのは不愉快だ。
この社会には、地位が高い人と低い人、能力に優れた人と劣る人、頭のいい人と悪い人がいる。それは自然なことであり、仕方がないことだ。でも、それを笑いのネタにして欲しくはない。頭のいい人(ツッコミ)が頭の悪い人(ボケ)を笑い者にするというのは、昔から漫才の典型的なパターンだったが、私はそれが嫌で、「二人ともボケ」の漫才を見たいと言ったこともある。
私が漫才師を使ったCMを放映する会社を嫌うのは、その会社のCM担当者が、そういう人間関係を是認していると感じるからだ。CMのシナリオを作ったのが誰かは分からないが、少なくともその会社の誰かがCMにゴーサインを出したはずだ。ということは、その会社にはそれを是認するような企業文化があって、担当者がそれに染まっているということだろう。
もしかしたら、その会社は社長が威張っていて、上司が部下を叱りとばすのは日常というパワハラ会社かもしれないとさえ思う。そういう会社が作る製品は信用できないと感じるのも仕方ないことだろう。
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