三温糖と上白糖
「スーパーで砂糖を買ってきて」と妻に言われて、白砂糖を買ってきたら「三温糖と言ったでしょう。」と文句を言われたことがある。「白砂糖は精製してミネラル分がなくなっているから健康に良くない。それに三温糖の方が穏やかな甘さだからいいのよ」と言うのだ。
私は砂糖と聞いたつもりだったので、「砂糖」だったか「三温糖」だったかでしばらく言い争いをしたのだが、結局水掛け論で結論は出なかった。でも、その言い争いに引っ掛りを感じていたので、次にスーパーに行った時、私は白砂糖(上白糖)と三温糖の包装袋の説明を見た。すると原材料の欄に、白砂糖は「原料糖」とあり、三温糖の方は「原料糖、着色用カラメル色素」と書いてあったので、そのことを妻に言ったら、妻はそれ以後「三温糖」でなければいけないとは言わなくなった。
同じようなことだが、以前、私はある人から「白砂糖は漂白してあるから有毒成分が残っている。だから使うべきではない。」と言われたこともある。でも、私は純粋な砂糖はスクロース(しょ糖)という化学物質で、化学物質の中には白い色をしたものがいっぱいあるから、白砂糖も漂白などしていないに違いない。第一、純粋な化学物質を漂白などできるはずがない。」と言ったのだが、その人は納得してくれなかった。
この文章を書くにあたってインターネットで調べてみたら三温糖は白砂糖を抽出した残りの液を煮詰めたものとあり、カラメル色素を加えると書いてはいなかったが、いずれにせよ白砂糖が特に体に悪いというのは俗説のようだ。健康ブームの世相の中で様々な俗説が流布しているようだが、安易にそれを信じるのではなく、具体的な根拠を確かめる習慣をつけるべきだろう。
嘉田由紀子さん(3) 財布が戻ってくる国 桜、2句 三温糖と上白糖
前期長寿者 超管理社会(1) 著作権保護に思う 当世CM事情
0 件のコメント:
コメントを投稿