こどもたち
今日、昼過ぎ、人と待ち合わせをしていたので、小学校の前に車を止めてその横の縁石に腰掛けていた。すると、2,30メートル先の小学校の校舎の3階の窓辺にいたこどもが私を見つけて手を振ったので、私もそれに答えて手を振り返した。するとその子はことのほか喜んだ様子でさらに大きく手を振り、それに気づいた他のこどもたちも窓辺に寄ってきて、私と3,40人のこどもたちが手を振り合っていた。すると先生らしい人がやって来て何か言っている。どうやら「教室に入りなさい」ということらしいのだが、こどもたちは言うことを聞かない。そこで私が大声で「もう教室に入りなさい」と言うと、こどもたちは意外にも素直に教室に戻った。
そして数時間後、私は今関さんという人に会って、栗本英世さんがカンボジアに建てた小学校の話を聞いた。今関さんの話によると、カンボジアのこどもたちは底抜けに明るく人なつっこいという。教室で先生が何か問いかけると、ほとんどの子が勢いよく「ハイ、ハイ、ハイ!」と手を挙げるのだそうだ。そこで先生が誰かを指名すると、その子の答えが間違っていたり、全く答えられなかったりすることもあるのだが、そんなことにお構いなしで、ともかく手を挙げるのだそうだ。
こどもとはそういうものだ。今日小学生たちが私に手を振ったのは、自分達が校舎の中にいるという安心感があったからだろうし、たいていの子はゲームのような感じで悪のりしていたか、あそこの変なお爺さんをからかってやろうというような気持ちからだったのだろうが、もちろん、それでいい。私たち大人の責任は、そういうこどもたちの明るさや人なつっこさ、積極性を壊さないようにこどもたちに接することだろう。
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