男と女、雄と雌
最近、男性も育児休暇を取るべきだという論議が多く、育児休暇の取得率がよく話題になるが、私はこのような風潮に疑問を感じている。男性も育児休暇を取れるような条件整備をするのが必要だということに異論はないのだが、実際に男女がどのように育児を分担するかということはその夫婦が決めることで、男性に育児休暇を強制すべきではない。それに、私たちは男女である前に、雄と雌だということも忘れてはならない。
たとえば鳥の場合、雌は卵を暖め、雄はそこへエサを運ぶという種類が多いらしい。これを人間に当てはめれば、女性が育児に専念し、男性は外で働くことに相当する。男は女よりも体も大きく力も強いから、力仕事に向いている。それが雄と雌の違いだ。
それに妊娠し出産するのは女性である。妊娠中や出産直後の女性の体にかかる大きな負担のケアも必要で、そのためには育児休暇も有効だろう。また、赤ちゃんは母乳で育てるのがベストだと私は思っているが、赤ちゃんに母乳を与えることができるのは女性だ。そういう点からも、女性が育児の中心的な役割を担い、男性はそれをサポートするのが望ましいと私は思っている。
ただ、もっぱら女性が育児休暇を取ることになれば、女性にとってはキャリアを積む上で不利になるし、職場の側からすれば女性に重要な仕事は任せることはできないということにもなりかねない。だから問題はそんな中でどうして男性と女性の社会的な平等を保証するかということになるが、その解決は雄と雌という男女の本質的な違いに目をつぶることによってではなく、それを認めた上で、女性の特性を生かすことのできるような就業構造を作ることだと思う。
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