2023/06/17

                                      トンビとアドバルーン


 朝、ゴミ出しを終えてふと空を見上げると、トンビが輪を描いて飛んでいた。その飛び方が実にみごとなのだ。まったく羽ばたくことなく、直径15~20メートルくらいのほぼ正確な円を描いて、何度も何度も同じところを旋回しているのだ。両側へまっすぐに羽を伸ばし、少し内側へ体を傾けて滑空している様子は、軽飛行機がカーブしている時と変わらない。

 高さは地上2~30メートルだろうか。その下は住宅の屋根のはずだ。それを見ていてふと疑問が湧いてきた。あのトンビがどうして一定の高度を維持していられるのだろうかということだ。羽根を広げていれば飛行機と同じで揚力が生じるのは分かる。でも、空気中を飛んでいれば空気の抵抗によって速度が落ちるはずで、そうなれば揚力も小さくなって高度が下がるはずである。普通、鳥はそうなれば羽根を羽ばたいてまた上空に昇るものだ。ところが、私が見ていたトンビには全くそんな様子が見られなかったのである。

 あのあたりに上昇気流があるのだろうかとも思った。でも、空は曇っていて地面や屋根が太陽光で暖められているわけではないから、そんな上昇気流がありそうにも思えなかった。それに、空気抵抗を受けているはずなのに速度が落ちない理由も分からない。 

 そんなことを考えながらトンビを見ているうちに、遠くの空にアドバルーンが上がっているのを見つけた。その文字は読めなかったが、そちらの方向でドラッグストアーが開店したはずで、そのアドバルーンらしい。

 トンビもアドバルーンも、久しぶりだ。最近の若者はアドバルーンという言葉も知らないかもしれない。何十年か昔にタイムスリップした気分になったのだった。

患者様ということば     お説教屋さん         マークⅡ          写真とイメージ                  

 男と女、雄と雌           二羽の鳥(4)         肉薄か肉迫か        犯罪報道は要らない  

二羽の鳥     二羽の鳥(2)      二羽の鳥(3)      Bing検索  

鷺の異変  トンビとアドバルーン   「申す」ということば 「指導」ということば 

日本語は正しく使うべし     自虐の世代    同性婚反対   袋だたきの好きな国

中田ケン子さん  千代女のウソ   Jアラート大騒動   Jアラート大騒動(2)  

国連決議とは?

人声私語23トップへ  人声私語ダイジェストへ    


0 件のコメント:

コメントを投稿

                                 12月の記事 あげる・してあげる  …  今や、「あげる」は謙譲語ではない    オランダの冬     …  オランダの飢餓で生じた肥満体質は遺伝したという ほうれい線      …  女性たちよ、ほうれい線を気に...