Jアラート大騒動(2)
先に私は「Jアラート大騒動」という文章を書いて、Jアラートによる避難行動は意味がないばかりか、避難行動中にパニックが起これば多数の死傷者が出る可能性があることを指摘した。たとえば、人々が交通信号を無視して避難行動を起こせばあちこちで事故が起こるだろうし、ビルにいる人々が下の階に避難しようとして階段に殺到すれば、誰かが足を踏み外したり後ろから押されて転落したりして、それをきっかけに階段にいる多数の人々が巻き込まれる事故にもなりかねない。
そのような危険のあるのに、北朝鮮がミサイルを発射するたびにJアラートが発令されるのはなぜだろうか。Jアラートの根拠になっている「国民保護法」の正式名称は「武力攻撃事態等における~」となっていて、問題はこの「等」だろう。過去も今回も、武力攻撃ではなく、危険がないことも明白だったのに、この「等」によって法律を拡大解釈してJアラートを発令したのだろう。それは北朝鮮が怖い国だということを国民に意識付けるキャンペーンの一環だったと私は思っている。
それにしても、今回の騒ぎで私が感じたのはマスコミのだらしなさである。まともなマスコミ関係者ならここに書いた程度のことは当然理解していただろう。それなのにことさら騒ぎを拡大するような放送をした。当日朝の番組が組み替えられたことなどはその典型的な例だ。安倍政権の頃から政府の意向を忖度するのがマスコミの習い性になっているようだが、本当にそれでよいのか。
これは局の運営だけの問題ではない。私の知る限り出演している記者やコメンテーターからも冷静なコメントはなかった。マスコミは政府公報ではない。マスコミは本来の使命を自覚し、独立性を回復して欲しいと思う。
男と女、雄と雌 二羽の鳥(4) 肉薄か肉迫か 犯罪報道は要らない
鷺の異変 トンビとアドバルーン 「申す」ということば 「指導」ということば
日本語は正しく使うべし 自虐の世代 同性婚反対 袋だたきの好きな国
中田ケン子さん 千代女のウソ Jアラート大騒動 Jアラート大騒動(2)
0 件のコメント:
コメントを投稿