台湾の独立こそ
最近、台湾有事ということが盛んに言われている。中国が台湾を武力統一するのではないかということだ。そういう事態にならないことを願うし、そんなことにならないように日本は中国に働きかけるべきだと思うが、実際にどうなるかは分からない。
こんなことになっているのは、日本やアメリカにも責任があると思う。1970年、日中、米中の国交回復にあたって、中国側「一つの中国」という原則を受け入れることを要求し、日本もアメリカもそれを認めた。
中国は一つの国で大陸中国が正統な政府であると認めて国交を樹立した以上、中国が台湾をどのように扱おうとそれは国内問題だということになる。もしあのとき、台湾を独立させるか、少なくとも連邦制にしておけば、今日の事態は変わっていただろう。それが簡単なことでなかったのは分かるが、10年かけても20年かけても追求すべき方向だったと思う。
ただ、当時、台湾でも独立の声は弱かった。たぶん、国共内戦後も台湾政府が「一つの中国」を掲げて大陸反攻を狙っていたという経緯があったからだろう。この事実は、過去の行きがかり上、当事者には解決できないこともあるということを意味する。
したがって、私たちは第3者として台湾独立を仲介するという方向性を考えてもよいと思う。先にも書いたようにそれは国際法的には内政干渉だし、中国が猛反発するのは必至だ。日本への経済的な打撃も大きいだろう。しかし、そういうことを覚悟してでも、世界の理想像を掲げて国際世論を形成し、大国にもの申す、そういう外交があってもよいと思う。第3者的に見れば台湾の独立こそがベストな選択だろうと思うから。
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