2023/03/21

                                        アイドリングストップ


 まずは、私の失敗談から始めよう。数日前、事情があって妻の車を借りた時のことである。乗り慣れない車なので、家に帰った後、ヘッドライトがついていることに気づかずにそのまま降りて半日ほど放置してしまったのである。その結果、バッテリーがあがってしまい、エンジンがかからなくなったのだ。そこで、私の車につないでエンジンをかけ、バッテリーを充電するために少し近所を走ることにした。

 ところが、である。走り出してすぐ、私はこの車のアイドリングストップの解除方法を知らないことに気づいたのだ。もし、アイドリングストップでエンジンが止まればバッテリーの容量不足で再始動できないかもしれない。たぶん、車はバッテリーの容量が少ない場合にはアイドリングストップがかからない設計になっているのだろうとは思ったが、その自信はない。もし公道で止まってしまったら他の車に大変な迷惑をかけるから、この車を止めることはできない。そう思って渋滞の少なそうな道を選んで走ったのだが、それでも赤信号では止まらざるを得ず、結局、私は3,4回車を止めることになった。さいわいエンジンストップはしなかったが、止まるたびに私はヒヤヒヤしたものだ。 

 もともと私はアイドリングストップには批判的だった。たしかに停車中にエンジンを止めれば、その間のガソリンは節約できるだろうが、再始動する時には通常より多くのガソリンを使うはずだ。それに何回も再始動を繰り返していればバッテリーの電力が消耗し、それを補うためにもガソリンが使われているだろう。渋滞が多い日本で、停車中のアイドリングを止めるのが本当にいいことなのか、私は疑問に感じているのである。

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