私の死刑廃止論
私は死刑は即時廃止すべきだと考えている。なぜなら、生命は個人の持つ至高の価値であり、国家というような人為的に作られた組織がそれを犯すことは許されないと考えるからである。もちろん、即時廃止とはいっても法的手続きを経た上でのことであるが、それまでは裁判官は死刑判決を下すのを避け、法務大臣は死刑の執行命令を保留すべきだと考えている。
私がそう考えているだけでない。現在、死刑廃止国は144カ国で、死刑制度の存続している国は55カ国だそうだが、その中で2020年に実際に死刑を執行したのは18カ国に過ぎないという。またOECD加盟37カ国で死刑制度があるのは、アメリカ、韓国、日本だけだが、韓国は10年以上死刑を執行しておらず、アメリカは過半数の州で死刑が廃止されているという。
さて、死刑の存続を主張する人の論拠は、死刑があることによって殺人事件の発生を防ぐことができるというものだが、本当にそのような効果があるだろうか。大半の場合、殺人事件はきわめて強い恨みによって起こるか、自暴自棄の人間や、異常な精神状態の人間によって引き起こされるもので、そのような人間が死刑になるのを恐れて殺人を思いとどまることは考えられない。
また、被害者の遺族が「犯人には死刑を」と言うことがあるが、彼らは本当に死刑を望んでいるのだろうか。私には日本人がそんな残酷な発想を持っているとは思えない。ことあれ主義のマスコミや周囲の人々に煽られて、そう言わされているように思えてならないのだ。
さらに刑罰とは報復ではなく処罰であるべきで、命を奪うことは処罰にはならないと私は思っている。死んでしまえば苦痛も後悔も感じることがないのだから…。
3月の記事
きせつだより にわとりの殺処分 もののみえかた 奇想天外な夢
ペテルギウス 安倍元首相の責任(1) 安倍元首相の責任(2)
井戸謙一さん 山野稔さん 松本修さん(1) 松本修さん(2)
霧の朝 思い出のアルバム 3月は工事月間 嘉田由紀子さん(1)
嘉田由紀子さん(2) 老いてその先 身を切る改革? 松本修さん(3)
0 件のコメント:
コメントを投稿