安倍もと首相の責任(1)
今日に至るまで、北朝鮮による拉致被害者の帰国は実現していないが、その最大の責任者は問題の解決を妨げた安倍元首相だと私は考えている。単に拉致被害者の問題だけではない。北朝鮮で多数の餓死者が出ている問題や、それにもかかわらず金正恩(キム・ジョンウン)が独裁政治を強化して原爆やミサイルの開発を進めていることもまた安倍元首相の責任だと考えている。
2002年、小泉首相が金正日(キム・ジョンイル)に拉致を認めさせ、5人の被害者の一時帰国を実現させることができたのは、彼が金正日に拉致被害者を帰国させれば多額の経済支援をすると約束したからだった。拉致などということは国家の体面に関わることで、北朝鮮としては絶対に認められないはずだったのに金正日が小泉首相の提案に乗ったのは、北朝鮮がそれだけ経済的に行き詰まっていたからだろう。その結果北朝鮮は「一時帰国」という条件付で被害者を帰国させた。
それが「一時帰国」にすぎないことは、当初政府も認めていたし、新聞でもテレビでもそのように報道されていた。そのことは小泉訪朝団の一員として訪朝していた安倍元首相も充分理解していたはずである。ところが被害者の家族会が5人をいったん北朝鮮に返すことに反対すると、安倍元首相もそれを支援する側に回って、帰国した5人を日本に留め置くことを主張し、それによって政府の方針も転換した。それは日本が国家間の約束事を一方的に破ったことを意味し、当然ながら北朝鮮は激しく反発してその後の交渉が進展しなくなったばかりか、交渉のチャンネル自体が失われた。5人がそれで救われたことは間違いないが、それと引き替えに他の拉致被害者が見捨てられる結果になったのである。
3月の記事
きせつだより にわとりの殺処分 もののみえかた 奇想天外な夢
ペテルギウス 安倍元首相の責任(1) 安倍元首相の責任(2)
井戸謙一さん 山野稔さん 松本修さん(1) 松本修さん(2)
霧の朝 思い出のアルバム 3月は工事月間 嘉田由紀子さん(1)
嘉田由紀子さん(2) 老いてその先 身を切る改革? 松本修さん(3)
0 件のコメント:
コメントを投稿